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朝から、食欲旺盛。
催促するけど、一気に沢山食べると吐くから
もうちょっと後でまた食べよな、って説得。

けど、吐血以来吐いてないなぁ。


で、血液検査。
PCV値、14%。

月曜が15%だったから、二日で1%のダウン。
今まで一日1%のダウンだったから、半減。

体重も9.1kg。400gの増。
腹水は増えてないみたいやから、体重を戻した?

あれ?
これってもしかして、ほぼ横ばい?
小康状態?
むしろ上がってる?

元気もあるから、輸血は次(金曜か土曜)の結果次第に延びた。

「なんか初めてなんの動きもないやん。」って、先生。
私・先生・看護師さん・受付のお姉さん。
診察室に、初めて心からの笑い声が聞こえた。





そして、今日。
一転して、しんどそう。
腹水が少し増えたみたい。
体重も、9.4kgに。
数値も下がってそうやなぁ。

「この数値を保てたら、輸血を少しでも先に延ばせる。
 そしたら杏も楽やろうし、輸血のリスクも回避できるな。」

先生はそう言ってたけど、そうは簡単にいかへんなぁ。

けど、食欲はあるし、嘔吐はなし。
大丈夫。

今はまだ、『三歩進んで、二歩下がる。』の反対バージョンやな。


 旦那+二匹の久々のスリーショット

旦那が言った。
「杏の目を見てたら、まだ大丈夫。しっかりしてる。」

旦那には内緒でしようと思ってたガンマガード。
(あまりに高いので。
けどそんな風に、杏の治療に前向きになったから話した。
「杏がしんどいって言うまで、出来る事はしてあげよう。
 ごめんやけど、頑張ったってな。」

よし、決まった。



空港から、メールが届いた。
やっぱりあんすも(杏と李)は可愛いなぁ。」
こんな状態の杏を残して戻らなあかんのん、旦那もつらいやろなぁ。
私も一人で不安な毎日を過ごしてるけど
杏の様子が目に見えへん旦那もまた
心配で心配でたまらん日を、一人で過ごしてると思う。

けど、しっかり働いてもらって
しっかり治療費、稼いでもらわなな。



沢山の方がご自分のブログに供血の件を転載して下さっています。
杏の輪が、どんどん大きくなっています。
ありがとうございます。

どうしたら一人でも多くの人の目に止まる事ができるか。
私に代わっていろいろ考えて下さった方もいます。
動けない私に代わって、動いて下さってる方もいます。
ありがとうございます。

供血のメールも頂きました。
杏のために自分のワンちゃんに痛い思いをさせる事を
決めてくださいました。
ありがとうございます。

みなさんの所にお礼に行けなくて、ごめんなさい。
メールのお返事も出来なくて、ごめんなさい。



血液を作り出す事。
これが私と杏にできる、皆さんへのお返しだと思っています。

泣き虫の飼い主は、まだまだ頑張ります。



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月曜日の血液検査。
結果、PCV値 18%。

三回目の輸血は、今までのワンコとは違うワンコの血をもらうので
もしかしたらの危険もある。
なので先生は体力のある今に輸血、と思ったようだけど
会計を待ってる間の杏の様子を見た先生が
「水曜の検査で15を切ったらにしよか?元気そうやし。」

そうなんやん、先生。
確かにな、寝てばっかりやけど
歩いてる姿とか見たら、危険な状態やなんて思われへんやろ?
だからいくら先生が「危ない」って言ったって
私はその言葉、信じられへんねん。

おしっこした後に、家の前の道を徘徊してる杏を見て
いつも誰もが言う。
「今日は元気そうやなぁ。」やろ?元気に見えるねんもん。
「いや、そうでもないねん。」そう言うと、皆驚くもん。

けど、今日
走り出した李を見て、反射的に走ろうとした杏。
一歩目に出した足が体重を支えられずに、転んでしまった。
そりゃそうやな。
そんな細い足で、走られへんで。

走ってる杏、見たいなぁ。

 この寝顔を守りたい。そう強く思う。


昨夜、吐血(多分)・血尿(多分)・血便(多分)のフルコース。
てか、吐血なんてドラマの中でしか見たことないし
ましてやそれは、人間な訳で
血尿や血便も
真っ赤なおしっこが出るとか、真っ黒なウンチが出るとか
文字でしか見たことないから
どれが真っ赤でどれが真っ黒か、正直よくわからない。
ただ、どれもがいつものものとは違ってた。

またまた情けない事に、たったそれだけでへばってた。(またか…
へばって動けない私を見て、なんとっ!
息子が食器を洗ってくれた。



けど、落ち込むだけ落ち込んだら今度は上がるしかない。




最後の最後まで悩んだけど、思い切って仕事のシフトを一ヶ月外してもらった。
同じ迷惑をかけるなら
「シフトを代わって。」って急なお願いをするより
最初から外してもらっている方が
職場の皆も予定が立てやすいし、まだマシなんじゃないか。
これで「仕事なのに、どうしよう。」そう思わなくて済む。
一つ、肩の荷が降りた。
時間ができたら、自分の仕事はしに行く。
一日に一・二時間くらいなら、杏の調子が良さそうであれば
家を空けることもできるだろう。
ほんと、職場の皆に感謝!です。



一ヶ月あれば、きっと何か動きがあるはず。
それが良い方向である事を願う。

これで一ヶ月、心置きなく杏と向き合える。



吐いても吐いても、食べる杏に感謝して
構ってもらえずスネ気味だけど、しっかり我慢してくれる李にも感謝して
今日も一日が始まる。





いっときの危機からは、ちょっと落ち着いた感じ。
パルスがきつかったんかなぁ。
そうほっとするのも束の間で
今度は貧血が進んでるっぽい。

歯茎が白いと言うよりも、黄色。
黄疸で、まっ黄色。
もちろんお腹もまっ黄色で、鼻の周りも黄色い。

溶血、止まらんなぁ。

「一週間で輸血なんて、大丈夫ですか?」
「大丈夫やって言えるのは一桁位のモンやな。
 初めから言ってたけど、生きてるのが不思議なくらいやねんからな。」

今日も、先生に怒られた。

立ったり歩いたり伏せの姿勢で、頭を持ち上げてるのは
一日の内、30分もない。
あとはずーっと寝てる。
てか、寝てはない。目は開いてる。
横になってる。

ひぃひぃ、はぁはぁ言ってないから
今この時にでも、90%以上の危険で死んでしまう様には到底見えない。
だからつい、楽観視してしまう。
そしてその結果、先日『死』と言うモノを本当に間近で実感して
慌てふためいてしまった。
病院に連れて行った時から、もういつそうなってもおかしくない状態なのに。
危機感がないな、私。

明日は血液検査。
PCVの数値が怖いなぁ。


 杏の布団で堂々と寝る李。困惑気味の杏が可愛い。





沢山の方に、杏への輸血の協力を呼びかけていただいています。
ありがとうございます!
ダメな飼い主で、正直一日の内半分は落ち込んでいます。
だけど、会った事のない杏のために
沢山の方が応援してくれている、祈ってくれている。
何よりも心強く、大変嬉しく思っています。

なかなか皆さんの所へご挨拶にいけません。
どうか、お許しくださいね。




昨夜は荒く早かった呼吸が、だんだんと浅く小さくなっていく。
これは、安静の体勢に入ったからなのか
それとも呼吸が弱っているのか、不安になる。
背中をさするのに、そっと置く手の重さにさえも
杏の体に圧をかけてしまうんじゃないかと、躊躇してしまうほど
ほとんどお腹は波打たない。

それでも、なんとか朝を迎えた。

朝ご飯、いつもより食べれる量は少なくなった。
おしっこはなんとか出てる。
ウンチも最初は固まってる。

昨日の息絶え絶えに比べたら、元気に見える。
だけど、ずーっと横になったまま。
でも、外におしっこに行くとしっかり立って用を足す。
(した後は、すぐにへばってるけど。)

12時、病院へ。
今の杏の状態からして、もうパルスは無理だろうとの事。
体調が落ち着いたら、ガンマガードを試すことにした。

昨日、10.2kgあった体重が、9.4kgに減った。
利尿剤のおかげで、腹水が少し抜けたのか
それとも腹水はそのままで、杏の体重だけが落ちたのか。
今日も利尿剤の注射。
そして、免疫抑制剤の経口投与再開。

家に帰ったら、嘔吐。
朝ご飯が全部出てしまう。

やっぱりずーっと寝たまま。

夜ご飯、食べない。
朝ご飯吐いたから、お腹空いてるはずなのに。
どうしたら食べてくれるかと考える。
牛乳がダイスキだから、少量の牛乳でふやかしたらなんとか食べてくれた。
牛乳はお腹をこわしやすいと言うけど
今まで一度も下痢になった事がないから大丈夫だと思ったけど、夜に下痢。
やっぱり体が弱ってるから。
その後ずーっとお腹がぐるぐる鳴ってた。
ただ、さすってあげることしかできない。
私のせいで杏にしんどい思いをさせてしまった。
ごめん、あんちゃん。




ガンマガード、なにぶん高価な薬。
今の杏の状態では、使えそうもない。
今後も使えるかわからない。
キャンセルできるのか、メーカーさんに聞いてもらった。
「二・三日中に返事をください。」
昨日、そう言われた。
それからずーっと悩んでいた。

納品してもらって、もし使えなかったら?
キャンセルして、体力が回復して使えるチャンスが来たら?
どっちかを選ばないといけないなんて。

今日病院に行ったら、ガンマガードは届いてた。
薬の入ってる袋には、メモが貼ってあって
「返品は10/31までで結構です。頑張ってください。」
そう書かれていた。
担当の方が、頑張ってくれた。
嬉しかった。

犬を飼ってる友達に、供血してくれる若い大型犬の知り合いがいないか聞いている。
「声、かけたよ。」
「聞いてみるって。」
そんなメールが届く。
sashaさんも自分のブログに杏の事を書いてくれて
輸血に協力してくれる人を探してくれてる。

仕事も随分休んでる。
「今は傍に居たって。」
そう言って、私の代わりを皆が埋めてくれてる。

沢山の人が杏のために動いてくれてる。
なのに、私は泣くばかり。

ご飯も頑張って食べようとして、おしっこだってきちんと自分でする。
杏だって、まだ生きる気でいる。
だから、私が諦める訳にいかない。

友達が言ってくれた。
『出せる手は全部使うのが、闘いだよ。』って。

出せる手かぁ。
私には後いくつそれがあるだろうか?







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プロフィール
HN:
misa
性別:
女性
自己紹介:

野良出身のにゃんこ三匹
くらら
しいな
たいち
と、暮らしています。


保護犬の幸せ探しのお手伝いを
はじめました。

過去記事は、こちらに。
HP:

2002年10月26日生まれ
プチフラッフィーコーギーの女の子
2016年9月8日
お星様になる
享年 13歳11ヶ月

2012年5月
悪性神経鞘腫と診断され、摘出手術
2014年5月 寛解

2014年9月
糸球体腎炎の疑いありと診断
2014年11月
投薬(ENACARD)開始
2016年3月
投薬(レンジアレン)開始
2016年8月
皮下輸液 開始
くらら

2012年8月くらいに生まれる
野良猫出身の女の子
2012年9月 保護
2013年8月 我が家の子となる
しいな

2013年6月くらいに生まれる
野良猫出身の女の子
2013年8月 保護
2014年6月 我が家の子となる
たいち

2014年5月くらいに生まれる
野良猫出身の男の子
2014年7月 保護
2015年2月 我が家の子となる

2000年10月30日生まれ
コーギーの女の子
2009年12月30日
免疫介在性溶血性貧血で
お星様になる
享年 9歳2ヶ月

コーギースタイル Vol.27

辰巳出版より 2011.5.30 発売

杏の闘病記を掲載していただきました
巻末 P90~P93
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