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本日15時17分
李が、杏の所に旅立ちました。

体調が悪くなってから、わずか一週間。
私の手を煩わすことなく、とても親孝行な子でした。

来月、14歳のお誕生日を控えていましたが
祝ってあげる事が出来ませんでした。

生前の李を可愛がってくださった皆様
仲良くしてくれたわんちゃん
ありがとうございました。
心よりお礼申し上げます。




李と私からの最後のお願いがあります。
李へのお花やおやつなどのお供えをと言うお申し出は
ご辞退させてください。

それでもどうしてもと思って下さる方。
その気持ちをどうか、保護犬や保護猫に向けてあげてほしいのです。
5年間、ホストドックとして頑張ってきた李が
保護犬や保護猫のためにできる最後の事です。
どうかよろしくお願いします。



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只今、昼夜逆転ちぅ。


頼む~、夜に寝てくれ~。w




愛犬を見送った友達が
沢山のわんこ用品を持ってお見舞いに来てくれた。


愛犬ちゃんが残したもの。
こうやって繋がっていく命もあるのね。
ありがたく使わせてもらいます。


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今日の昼過ぎ、鼻血が出ました。
一番恐れていた事でした。

幸いにもすぐに止まったので、病院の開く時間を待って病院へ。

鼻血の原因を特定する事は出来ないけど
おそらく、鼻の奥から脳にかけてのどこかに腫瘍があるんだろう
との事でした。

病院で抱っこしている時に、おしっこが出ました。
今までこんな事、なかった。
それは、あまり良くないという事を私に教えてくれました。

病院から帰って来てから、また足に力が入らなくなっています。
息荒く、横たわったままです。
また、意識が朦朧としてきているように見えます。



今日、いっぱい泣いて泣いて
吐きそうになるくらい泣いて
覚悟を決めました。

李に残された時間が、あとどれくらいなのかわからないけど
杏の元へ旅立つその日まで、笑って李と過ごします。



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今日のブログ、少し長くなります。
ごめんなさい。
よかったらお付き合いください。




金曜日。
毎朝「ごはん、早く~。」と催促してくる李が
何時になっても寝たままで。
起こしてご飯を食べさせようとしたけど、全く食べす。
散歩も行きたそうにしなかったので
家の前で少し気分転換をと思ったけど、これもあまり乗り気でなく。
呼吸が荒く、全身の震えが激しく起こっていたので
尿毒症から来る震えがとうとう来たかと思い、病院へ。

血液検査の結果
先週72.3だったBUNは、58.3に下がっていたし
カリウムも横ばい。
どうも、腎臓から来る震えでない。

お座りをした時、後足に力が入ってないようで
後ろにずるずると下がっていってしまう等から
消去法でヘルニアの疑い。

ただ先生からは、ヘルニアだったとしても
アルブミンが低いので
麻酔のリスクはかなり高く外科的処置は難しい。
治療に使うステロイド、腎臓病の子に使うにはこちらもリスクが高く。
緩めの鎮痛剤が効く事を願って帰ってきました。


帰ってからは、死んだように眠る李。


15時頃に目を覚まして、起き上がろうとしたら
朝は後足だけだったのに、今度は前足にも力が入らず。
その数分後、意識もほとんどなくなってしまった。
抱き上げても全身虚脱、瞳孔も開いて、口からは舌が出て。
何が起こったのか全く分からず。

病院に電話したら、連れてきてくださいと言われたけど
病院に連れて行ってる間に何かあれば
李は、私一人が看取る事になる。
この日は娘が家に居てたから
このままだったら、娘と二人で見守っていられる。
そう思うと、病院に連れて行く事が出来なかった。
だけど「連れて行った方が良い。」と背中を押されて
覚悟を決めて病院に向かった。
正直、息をしている李と車に乗るのはこれが最後だと思った。

時間外だったけど、看護師さんが外で待機していてくれて
すぐに先生に診てもらう事が出来た。
朝の血液検査の結果からして
やっぱり腎臓から来てるとは考えにくい。
低血糖や低カルシウムから来る震えかもしれないとの事で
再度血液検査。
だけど、どちらも問題なし。
ただCRP(炎症の値)が、0.0~1.0の正常値のところ
17ととても高かった。
体のどこかで炎症が起こっている。
だけど、レントゲンとエコーの結果、体内にも異常はなかった。
こうなるとあとはもう、脳の問題。
だけど、脳ならCRPの値がここまで高くならないそう。
その不安を抱えながら、先生は脳圧を下げる点滴治療を提案。
だけどこれも、腎臓病の子にはリスクのある治療。
そして、同時にステロイドも使うと言う。

腎臓がじわじわと悪くなってきてから
李の年齢の事を考えて、過度な治療はしない事に決めていた。
緩和ケアだけ。
先生にそれを伝えると
「多少のリスクはあっても、今はこの震えを止めてあげるのが何よりの緩和。」だと言われ
本当にそれが正しいのか迷ったまま、点滴をお願いした。
お迎えは二時間後。

待機の二時間、何事もなく無事に過ごして、お迎えに行ったら
意識はまだ朦朧としていたけど、震えは随分と治まっていた。
「これだけ改善されたという事は、脳の問題であった可能性はかなり高いでしょう。
明日も同じ処置をできればと思いますが、どうするかはオーナーさんが考えてあげて下さい。」
と、先生は言った。

全く力の入っていない李を抱っこして
息のあるまま、また車に乗れた事。
意識は混濁して、きっと何もわからない李に
「よく頑張ったね。」「偉かったね。」って
そればっかりを声にしながら帰ってきた。
確かに震えはましになっていたけど、息は相変わらず荒くて
これが改善なのかと思っていた。
先生は「この治療を三日続けて、意識の戻った子もいます。」と言っていた。
どれくらい点滴を続けたら、帰ってくるのか。
それともいくら続けても、帰ってこないのか。
治療を続けるのか。
もうそっとしてあげるのか。

命の選択。
これが何より、悲しい。
杏の時のそうだったけど、全ては私にかかっている。

0時過ぎに少し目を覚ましたけど、呼吸が本当に荒く
スポイドで水を飲ませたり、氷枕を当ててみたり
いろいろしてみたけど、苦しそうで。
少し外の風に当ててあげようと、抱っこして外に出てみた。
時間にしたら、ほんの10分ほど。
ちょうど娘も帰ってきたので、家に入って寝かせてみたら。
ほんの10数分前までは、横たわる事しかできなかった李が
ほんの少し、頭を持ち上げて。
そしてその数分後、立ち上がった。
その姿に目を疑ったくらい。
後足はふらふらながら、自分でお水の所まで行き
お水をびっくりするくらい沢山飲んで
試しに少しレトルトのフードをやってみたら、勢いよく食べて
そして、自分でおしっこに行った。
息は相変わらず荒いけど、意識ははっきりとしてる。
びっくりしたけど、それ以上に嬉しかった。
だけど、喜んだのも束の間
ひたすら歩き続けて、全く寝ようとしない。
横にしても、直ぐに起き上がってしまう。
1時過ぎにようやく寝たけど、一時間も経たずに目を覚まし
その後また少し寝たものの、4時には起きて

その後は全く一睡もしなかった。

翌日、もう点滴治療はする事ないけど、念のために病院へ。
李の回復に、先生も驚くほど。
先生も、もう点滴は必要ないだろうけど
ただもう少しだけ、ステロイドは服用した方が良いと言う。
腎臓に負担はかかるかもだけど
それよりもまずこの病気を治す事が、何より優先させるべき事だと言う。
意識はしっかりしてるけど、震えはまだ少しあるし息も荒い。
立ち上がり歩いてはいるものの、後足は覚束ないまま。
迷ったけど、もう一週間だけ続けてみる事にした。

劇的に回復してくれたけど、実は喜ばしい事ばかりではなくて。
目が見えなくなってしまいました。
ついこないだまでは
「年齢の割に、目はしっかり見えてますね。」と褒めてもらっていたのに。
年を取ると、いずれは目が見えなくなる。
それは覚悟をしていたけど、あまりにも急すぎて。

それでも、こうやって生きていてくれる事。
以前と変わらず、傍に居てくれる事。
まずはそれに感謝をしないと。

そして頑張った李に、心からありがとう。


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2015年の数値は、こちら
2015年以前の数値は、こちら

補液を始めて下がったBUNでしたが
8月の中旬の血液検査で
また、ジワリと上がり始めました。
これはもう、仕方ないね。

BUNの上昇と共に、尿毒症から来る口臭が
かなりきつくなりました。
酷い時は、少し離れているのに
それでも臭ってくるほど。

そして、カリウムの値も跳ね上がってしまいました。
カリウムは、神経伝達や体液と関連の深いミネラルの一種で
生命活動をする上で、とても大切なものです。
カリウムの値が高くなると、筋肉が動かなくなります。
そうです、歩けなくなるのです。
そして、それよりも怖いのは
心臓を動かす筋肉も動かなくなってしまって
心臓が止まってしまうのです。

補液に使用していた「ソルラクト」にはカリウムが含まれているので
これを「生理食塩水」に変更しました。

そして、糸球体腎炎を発症してから服用してきたENACARD。
カリウムに作用してしまうお薬と言う事で、服用を止めました。
これを止めることで、今まで安定していたアルブミンがどうなってしまうのか心配ではありましたが
今はカリウムの上昇をストップさせるのが優先と言う事です。

そして先週、再度の血液検査。
腎臓だけの数値のチェックとなりましたが
BUNの上昇は少しあったものの、カリウムの値は少し減少。
後は、二週間後の血液検査で
アルブミンがどうなっているか。
ちょっとドキドキです。

李本犬はと言うと。
お水を飲む量も減ってないし
おしっこも、しっかり出ています。
それでも、ジワリと尿毒症は進むんだな。

お散歩は、今までの倍近くの時間がかかるけど
どんなに暑くても行きたがります。

一時は落ちていた食欲が戻っていましたが
ここ数日、また食べなくなってきています。
野菜の煮た物をドライフードに混ぜていますが
今までは、フードは残しても野菜はきちんと食べていたのが
野菜も残すようになっています。
おやつは、どんなものも大好き。w
これは、変わらずです。
食欲、また戻ってくると良いな。

そして、ここ最近の一番の変化は落ち着きがなくなった事。
一度寝ると、ひたすら寝ていますが
寝入るまで、落ち着きなく動き回ります。
色んな所を堀倒し、ようやく落ち着いたと思ったら
すぐに起き出して、また色んな所に移動して。
これを繰り返します。

病気が進むにつれ、色んな変化が起こってきますが
李、まだまだ元気です。




体重 8.7㎏

お薬 レンジアレン 0.25g 1.5包/日
   バファリン





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プロフィール
HN:
misa
性別:
女性
自己紹介:

野良出身のにゃんこ三匹
くらら
しいな
たいち
と、暮らしています。


保護犬の幸せ探しのお手伝いを
はじめました。

過去記事は、こちらに。
HP:

2002年10月26日生まれ
プチフラッフィーコーギーの女の子
2016年9月8日
お星様になる
享年 13歳11ヶ月

2012年5月
悪性神経鞘腫と診断され、摘出手術
2014年5月 寛解

2014年9月
糸球体腎炎の疑いありと診断
2014年11月
投薬(ENACARD)開始
2016年3月
投薬(レンジアレン)開始
2016年8月
皮下輸液 開始
くらら

2012年8月くらいに生まれる
野良猫出身の女の子
2012年9月 保護
2013年8月 我が家の子となる
しいな

2013年6月くらいに生まれる
野良猫出身の女の子
2013年8月 保護
2014年6月 我が家の子となる
たいち

2014年5月くらいに生まれる
野良猫出身の男の子
2014年7月 保護
2015年2月 我が家の子となる

2000年10月30日生まれ
コーギーの女の子
2009年12月30日
免疫介在性溶血性貧血で
お星様になる
享年 9歳2ヶ月

コーギースタイル Vol.27

辰巳出版より 2011.5.30 発売

杏の闘病記を掲載していただきました
巻末 P90~P93
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