子猫を捕獲するのか
それとも、このままお母さんに子育てさせた方がいいのか
ご近所でTNRC活動をされている『
にゃんこのみち』さんに
相談させてもらいました。
「保護しましょう。」即答でした。
*chico*さんもですが、このような活動されている方は
ためらいがないというか、迷いがないというか
私なんて、いろんなことをぐるぐる考えてしまうのに
凄いなって思います。
金曜に子猫を見つけて、日曜に保護を決めて
そこから、子育ての場所探しが始まりました。
お母さんは、夕方決まってご飯を食べに来るので
ご飯を食べ終わったお母さんの後を、毎日尾行しました。
なかなかうまくいかず、心が折れかけました。
また子育て場所を変えようと
子供を咥えて歩いているお母さんを、偶然発見。
そっと後をつけて、ようやく子育て場所を特定できました。
お母さんは、ご飯を食べに現れた時に捕獲。
その後すぐに子猫の捕獲。
お母さんが、びっくりするくらいあっさり捕獲器に入ってくれたので
子猫も簡単に捕まえられると思いました。
捕獲器を仕掛けてひたすら待つ。
赤〇の土管がノノの隠れ場所
青〇の排水管が、ハルの隠れ場所。
捕獲器を仕掛けて4時間後
土管の口を塞がれて戻れなくなったノノを、網で捕獲。
ハルの隠れ場所の排水管の口も塞ごうと近づくけど
気配を感じて、慌てて戻ってしまうので
ノノの時のように上手くいきませんでした。
お腹が減ったら、捕獲器に入ってくれるだろうと
0時まで待ったけど、この日は出て来てはくれませんでした。
お母さんも帰ってこず、一緒にいた兄弟もいなくなって
どんな気持ちで夜を過ごしているんだろうと思うと
心配で眠れませんでした。
翌朝も6時から捕獲器を仕掛けてみるけど
お腹もすいているだろうに、捕獲器に近づくどころか
排水管からもほとんど出てこなくて
やっぱり、何とか排水管の口を塞いで捕獲できたのは
午後2時でした。
病院に向かう道すがら「よかったー。」って
何回言葉にしたかわからないくらい
嬉しくてほっとしました。
お母さん猫は、もう5歳くらい。
きっと何度も出産を繰り返してきたんでしょう。
もう苦しむことはないからね。
これからは、自分の事だけ考えて生きて行ってね。
そして、あなたが大切に育ててきた子供達は
私が責任もってお世話するから、安心してね。
あなたに本当のお家を見つけ上げられなくて、ごめんね。
そう伝えて、捕獲器の扉を開けました。
ご飯やりさんからは『クロちゃん』と呼ばれてるお母さん。
私が初めて関わったさくらねこ。
きっと忘れないな。
私も時々、スペシャルなカリカリ
フードボールに入れておくね。