今日は、ちょっと感動した事を。
長くなりますが、お付き合いしてもらえると嬉しいです。
昨日の14時半。
迷子の犬を保護したと、友達から電話。
首輪・リードを付けたままの逃走。
全く、見た事もない犬。
「もしかしたら、あそこのワンちゃんでは?」って話になり
友達は仕事中のため、私が連れて行ってみる事に。
そのお家に向かって歩き出したら
名無しの権兵衛君、駅の方へ引っ張りました。
「あれ?お家こっちの方なのかな?」一瞬そう思ったけど
まずは心当たりのお家へ。
そのお家には、きちんとわんちゃんが居てました。w
残念!
その方にも、このわんちゃんを見た事ないか聞いたけど
やっぱり見た事ないと。
もう少し、自由に歩かせてみようと思い
権兵衛君の引っ張る方へついて行きました。
権兵衛君、そこから5分くらい歩いた
水道局の辺りの住宅の一角に入り込み、そわそわし出しました。
同じ所を二周回るので、これは!と思い
ちょうどお家から出てきたおばさんに聞いてみたけど
この辺りの犬ではないと。
残念!!泣
ガッカリしての帰り道
やっぱりさっきの所で、駅の方へ行きたそうにするから
行きたいように歩かせてみる事に。
駅に向かって歩いていると、警察から
今から書類(拾得物の)を作成しに行きますと連絡があり
また私も朝から出ずっぱりで、時間は15時過ぎ。
かなりの暑さ。
保健所や他の近辺の警察にも連絡したいから、一旦帰る事に。
権兵衛君、お巡りさんが来て書類を作ってる時もおりこう。
攻撃性は全くなく、とても人懐っこい。
毛並みもきれいだし、汚れも臭いもない。
爪を見ると削れていて、きちんと散歩に行ってるのがわかりました。
きっと飼い主さんは心配してる、探してるはず。
警察か保健所に連絡してくれる事を願いました。
夕方、涼しくなったので、再度散歩に出る事に。
権兵衛君がやってきた方角の先にある公園に行くか、
行きたそうにした駅の方に行くか。
沢山のわんちゃんが散歩してる公園の方が
沢山の方に情報を聞く事が出来るので、そっちに行こうと思ってたけど
権兵衛君はやっぱり駅の方に行きたがったので、任せてみる事に。
ずんずん進んで小さな公園に入ったので
散歩してる方、何人かに聞いてみるも、みんな知らないと。
公園に隣接してる自転車保管所の管理のおじさんなら
公園を散歩しているのを見かけてくれてるかも?
そう思い、聞いてみたら
「おばさんが連れて歩いてはる子や。」と、ビンゴ。!
マジですか!?
しかし、何処のおばさんかわからない。
だけど、この公園によく散歩に来る事
この公園に来れる距離の所に住んでいる事は確実。
この公園周辺でビラを貼るなり、聞くなりすれば
見つかる可能性は高い。
そして何と言っても、この公園の主であるおじさん二人を知ってるので
そのおじさんのお宅へ聞きに行ってみると
「あぁ、タロウや!」と。
マジですか~!?。・゚・(ノД`)・゚・。
お家を教えてもらい連れて行くと、おばさんが慌てて出てきて
「あぁ、良かった!」と無事に帰ってきた事を喜んでました。
良かったね、タロウ君。
話を聞いてみると、逃げ出したのは14時くらい。
友達が保護する30分ほど前。
おばさんは、200mほど走って追いかけ
だけど、お墓の辺りで見失ったと。
私はそれを聞いて、驚きました。
おばさんが見失ったと言う、そのお墓のあるところは
そわそわして二周も同じ所を回った、あの水道局の裏。
権兵衛君、いや、タロウ君。
だからキミはあそこに拘ったの?
タロウ君は、お母さんとの最後の接点をきちんと知っていた。
そして、私をそこへ連れて行った。
お家にだって、案内してくれた。
犬ってすごい!
すごいよね!
タロウ君を引き渡して、一人ぼっちでの帰り道。
気持ち悪いくらい、一人でニヤニヤしてしまいました。
今回、保護してわずか4時間ほどで
無事にお家に帰る事が出来たのは
タロウ君が、ほとんど移動をしなかった事が大きいと思います。
タロウ君は、体重15~16kgのとても元気な中型犬。
これくらい大きければ、10~20kmなんて
わずかな時間で、簡単に移動してしまいます。
そうなると、個人の力で見つけ出すのは難しくなります。
飼い主さんは、警察にも保健所にも連絡されてませんでした。
飼い犬が迷子になった時、警察や保健所に連絡する事を
ご存じなかったです。
逃げ出してすぐにどちらかに連絡してくれていれば
もっと早くに、お家に返してあげる事ができました。
以前、散歩でよく会うお婆さんが
リードを持って、一人で歩いてられるのを見て
お話を聞いてみたら、
飼い犬が家から逃げ出したから、探しているとの事。
「警察と保健所には連絡してみました?」て聞いたら
「していない。」と。
そのおばあさんも、警察や保健所に連絡入れる事をご存じなかった。
若い飼い主さんは、警察・保健所への連絡を知ってる人は増えているし
ネット(迷子掲示板や、ツイッター等のSNS)を上手く使う事も知ってる。
しかし、年配の方の現状はこうです。
私達には当たり前の事が、当たり前ではないんです。
皆が知っていてくれれば
苦しい思いをして死んでいくわんちゃんが、減らせるのにな。
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