杏…
母さんは30日が苦手です。
もうあの日から三ヶ月経つけど、目を閉じると
あなたの最後の顔がまだはっきりと見えます。
一体何を思ってたのかな?
そんなあなたの気持ちを思うと、やっぱり涙が流れます。
多分、きっと、何ヶ月経っても
この思いがなくなる事はない。
だから母さんは、これからも苦手なまま
毎月30日を迎えるんやろな。
それでも、少しずつ少しずつ、変わり始めてる。
昨日はな、ひぃちゃんと長島スパーランドに行ってきました。
そして、今日
ホリスティックカウンセラー講座の教材が届きました。
だけどな、どっちだって
ひぃちゃんの為と李の為。
母さん自身の為じゃないねん。
父さんや兄ちゃん・ひぃちゃんの為や、誰かの為や
杏や李の為なら、お出かけだって何だって出来るのに
なんでこんなに自分の事は出来ひんのかな?
考えてたら、気がついてん。
母さんは、自分が楽しむ事が許されへんのんとちゃうかな?
杏を家族から引き離して、一人ぽっちにさせてるのに
母さんが楽しい思いをしたらあかん。
そんな風に思ってるんちゃうかな?
あんちゃんはそんな事
少しだって思ってないし、望んでないのにな。
李は今日も公園で、草まみれになりながらフリ。
楽しそうに嬉しそうに、フリを母さんのトコへ運んできます。
杏の望んでる事は、こう言う事やんな?
わかってる、杏。
わかってるよ。
本当にそろそろあなたを、安心させてあげやなな。
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