去年の今頃、アナタの調子は比較的良くて
母さんは、このまま元気になるんじゃないかって思ってた。
三ヶ月の闘病は、辛く悲しい事ばかりと思っていたけど
こんな喜ばしい事もあったんだよね。
あんちゃん
母さんは最近、三つの命を預かりました。
夕方、李との散歩から戻る頃
お姉ちゃんから
「ケージから脱走してて、部屋がウンチとおしっこだらけー。」って
SOSの電話。
慌てて家に戻ったら、壁や家具にいくつものマーキングの跡。
床には踏みつけられたウンチと、ウンチの足跡。

綺麗に片付けて、ケージの掃除をして
夜ご飯にありつけたのは、20時を回ってた。
こんなの、今日に限った事じゃない。
毎日がそんな感じで、母さんはもう超がいくつも付くほど忙しい。
だけど、そのおかげで
アナタの事を思って泣く事がないの。
思い出すのは、とても穏やかなアナタの事。
アナタが私に伝えたかった事は
私の命の代わりに、救える命を救ってあげて
だと思ってた。
それもそうだと思うけど、もしかしたら
「母さん、もう泣かないで。」って
そのために、アナタが私に届けてくれたのかな?
だったら、私はアナタに感謝しなきゃ。
母さんが出来る事は、本当に本当に小さな事だけど
それでも、アナタの仲間の命がお空に旅立つんじゃなく
幸せな家族へ生きて旅立てるよう、母さんは頑張っていくよ。
そして、これだけは忘れないで。
どれだけ忙しくても
どれだけ他の子コ達が家に来ても
愛してるのは、あんちゃん
アナタと李だから。
アナタは、私の家族だから。
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