仕事から帰ったら、息子が
「海に行きたいねんけど。」と。
「いいで。」と返事したら、続けて
「自転車で行こうと思ってるねん。」じ・じ・自転車ぁ~!? それを聞いた第一声は、もちろん
「あかんっ!この暑いのに、あかんに決まってる。」「せやから、夜に走るねん。」「夜?!なおさらあかん!危ないし。
そもそも海って、どこ行くん?」「須磨か二色浜。」「須磨!?二色浜!?
そんな遠く、行けへんって。
電車代出したるから、電車で行き。」「ちゃうねん、電車じゃあかんねん。
自転車やからエエんやんか。」そう言われて、ふっと思い出した。
私も学生の時、琵琶湖を自転車で一周したいって思ってたって事。
カエルの子はカエルですか?w即、主人に相談。
やっぱり主人も
「あかん。」だけど、私もあかんって言ったけど
そういう事をやりたくなる気持ちを思い出してしまったから
着いたら連絡する事、出る時にも連絡する事を約束して
道順をきちんと教えて、行かせる事にした。
夜9時半、息子は自転車で出掛けてった。
「着いた。」と連絡が入ったのは、翌朝7時。
一体何時間かかってん。w
おまけに外は雨。
そして、9時。
「大雨やから、雨避けながらぼちぼち帰るわ。」自宅到着、夕方6時。
移動、往復12時間。
須磨滞在、2時間ですか?w大雨が降ってたけど、しっかり須磨の海には入ったそう。
しんどかったけど、楽しかったんだそう。
雨がひどくて、民家の軒先で雨宿りしていたら
そこのお家のおばあちゃんが出てきて
大阪から自転車で須磨に向かってるって話したら
「よう来たなぁ、頑張りや。」と言って
おにぎりを作ってくれたんだそう。
普段はそう言う細かい事を話さない息子が、そんな話をしてくるなんて
きっと嬉しかったんやろなぁ。
夏っ!て雰囲気は堪能できひんかったけど
良い思い出になったには違いない。
色々心配もあったけど
思い切って行かせて良かった。
こうやって、ちょっとづつ大人になっていくんやな。
PR