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獣医さんに連絡すると、杏も一緒に来てほしいとの事。

診察室に入ると、先生は看護師さんに
本棚に収まっている沢山の本の中から
『貧血』の本を取るように言って
それをパラパラと開きながら、話し出した。

犬のPCV(Ht)値は、40~55%が正常値。
今の杏は、9%。
重度の貧血。
この数値は、死んでてもおかしくないほど最悪の数値だそう。
どん底のどん底、先生はそう言った。

貧血の原因は、主に三つある。

1 血液を自分で作る事が出来るが、失血している

   体の何処からも、尿や便からも、失血はしていない。
   なので、これではない。

2 血液は自分で作る事が出来るが、溶血(溶けてなくなる)している

   この場合黄疸が出るけど、今の杏は黄疸は見られてない。
   可能性がないとは言えないが、多分これでもない。

3 血液を自分で作れない

   血液の殆どは骨髄で作られている。
   残りは脾臓・肝臓。
   その骨髄が機能していない。
   もしくは、血液を作る材料(鉄分やビタミン)の不足。

消去法で考えると、これに当てはまる。
なので、まずはこの治療をして行くとの事だった。

まず
・血液の材料を補う
    これは人用の貧血のサプリを服用。

・赤芽球癆(せきがきゅうろう)の治療
    赤芽球癆=再生不良性貧血のうち
          赤血球のみを特異的に作れなくなってしまう病気。
    この治療は、免疫介在性溶血性貧血の治療と同じで
    免疫抑制剤・ステロイドを服用。

一週間、薬を飲んでみて血液が出来る(増える)か様子を見る事に。

同じ症状(土を舐める・水を大量に飲む)のコーギーが
病院にかかってたんだそう。
今回の杏と同じ治療法で、そのコーギーちゃんは助かったんだそう。
病院にやってきた時は、もうぐったりしてた子が生きている。
その子に比べたら、杏は元気過ぎるくらい。
少し希望が見えた。

「杏の貧血は、非常にゆっくりと進行していったから
 上手く体がそれに慣れてくれたんやと思う。
 今、危ういバランスで均衡を保ってるんや。
 今はこのバランスを崩さん事が一番大事。
 いつも通りの生活を、いつも通りしてたらいいから。
 何か特別な事をしようと思ったらあかんで。
 ただ、高山で生活してる様なもんやから
 決して無理はさせたらあかんで。
 それと、飼い主もな、肩の力抜かんとあかんで。
 『頑張らなっ!』って、気負ったらあかん。
 いつも通りでいいねんで。」


今の状態から、ぽっくりと死んでしまう事はまずないだろうと
先生は言う。
やっぱりその時は、序々に体が弱ってからだと言う。
杏は食べてるから、まだ体力は残ってるはずだから。
だけど、仕事から帰ったら死んでた。
ありえると言う。
急変だって、可能性が0ではない。
そんな事を考えると、仕事を辞める事も頭をかすめてた。

けど、先生は言った。
「(仕事)行ってもいいで。」と。

それが先生の言う『頑張らない』って事?

友達も言った。
『自分を気遣う事。それも意味のある事。』って。

そうだ。
私は私の出来る事を、無理をせずやって行こう。
どれくらい続くかわからない闘いなんだから。

免疫抑制剤・ステロイド・胃を守る薬・貧血のサプリ。
これを食事毎に摂っていく。
後は一週間後、数値が上がっている事を願うだけ。




闘いのゴングが鳴った。
杏がボクサーで、私がセコンド。
一緒に、闘って行く。



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プロフィール
HN:
misa
性別:
女性
自己紹介:
社会人二年目の息子
社会人四年目の娘
フラッフィコーギー
野良出身のにゃんこ三匹と暮らしています。

単身赴任八年目の旦那は、只今名古屋で単身赴任中。

保護犬の幸せ探しのお手伝いを
はじめました。

過去記事は、こちらに。
HP:

2002年10月26日生まれ
プチフラッフィーコーギーの女の子
2016年9月8日
お星様になる
享年 13歳11ヶ月

2012年5月
悪性神経鞘腫と診断され、摘出手術
2014年5月 寛解

2014年9月
糸球体腎炎の疑いありと診断
2014年11月
投薬(ENACARD)開始
2016年3月
投薬(レンジアレン)開始
2016年8月
皮下輸液 開始
くらら

2012年8月くらいに生まれる
野良猫出身の女の子
2012年9月 保護
2013年8月 我が家の子となる
しいな

2013年6月くらいに生まれる
野良猫出身の女の子
2013年8月 保護
2014年6月 我が家の子となる
たいち

2014年5月くらいに生まれる
野良猫出身の男の子
2014年7月 保護
2015年2月 我が家の子となる

2000年10月30日生まれ
コーギーの女の子
2009年12月30日
免疫介在性溶血性貧血で
お星様になる
享年 9歳2ヶ月

コーギースタイル Vol.27

辰巳出版より 2011.5.30 発売

杏の闘病記を掲載していただきました
巻末 P90~P93
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