朝、雨の音で目が覚める。
あぁ、今日も雨かぁ。
昨日の天気予報では、今日こそは晴れやったのに。
桜島を一周って言うプランも、この雨じゃ無理。
飛行機は最終のフライト。
空港に18時に着けば良い。
ほとんど一日ある時間。
さて、どうする?
屋外に行く事は無理やけど、温泉なら問題ない。
南には行ったから、北の方の温泉を探したら
霧島に泥温泉があるそう。
普通の温泉よりは、話のネタにもってこい。
高速で一時間半ほどで行けるってのも、ちょうど良い。
よし、決定!
霧島までは、一般道で行くと海辺の道を走る事になる。
その道から見る桜島は、なんとも女性っぽく
市内から見る男性的な桜島とは、全く違う表情らしい。
時間は余るほどある。
お天気はこんなだけど、その道を通って行ってみよう。
雨のせいか、それとも月末だからか、道は結構混んでる。
鹿児島は車社会らしいから、こんな風に混むのは
なんでも日常茶飯事らしいけど。
海岸線に出て、桜島を探す。
市内からの桜島もはっきり覚えてないから
ソコから見る桜島が女性的なのか
せっかく来たのに分からんかった。
霧島には、二時間ほどで到着。
温泉の前に、腹ごしらえ。
まだ、とんかつを食べてないから
『花いちもんめ』で黒豚のとんかつを食べる。
(霧島・花いちもんめ 「黒豚ロースとんかつ定食」)確かに甘いけど、しゃぶしゃぶの時に感じたほどではない。
それにもっとジューシーかと思ってたけど、そうでもなくて
黒豚全部がそうなのか、そのお店がそうなのか
わからへんけど、なんだかちょっとがっかり。
だけど、このボリューム。
お腹は一杯になった。
目当ての
『さくらさくら温泉』は、霧島の温泉街から
一層山の中に入って行く。
霧島、と言うだけあって
山の中は所々霧がかかり、なんとも幻想的。
さくらさくら温泉は、山の中にひっそりと建っていた。
平日とあって、お客もほとんど居ない。
湯船は、室内に二つ。
露天風呂は、三つと泥パック用の湯船がひとつ。
室内のひとつの湯船には、お湯がきちんと張られていたけど
もうひとつの湯船は、膝下にしかお湯が溜まってなかった。
溜まっている方の湯船へ。
お湯はかなり熱め。
硫黄の臭いは、ほとんど感じない。
しっかり温まった後、いよいよ泥風呂へ。
湯船の脇に、泥の入った壷がある。
泥は底の方に、沈殿してる。
それをすくって、まずは腕とデコルテに薄く塗る。
「十分ほどで乾いて白くなり、程よくパックできます。」
そう書いてあるが、気温も低く雨も降っているからなかなか乾かない。
乾き始めたトコを見ると
しわの一本一本がくっきりと浮かび上がり、色はグレーで
自分がトカゲ人間にでもなったような
ちょっとブルーな気分になる。
それに、なんとも臭い!
泥だから当たり前だけど、泥臭く
まるでドブ川に落ちたみたい。
でも泥の成分が、しわの一本一本までに
浸透してるんだと思うと目をつぶらなきゃ。
体の後は、メインの顔。w
しっかり塗りましたよ。
鼻の下にも塗るわけやから、一層臭い。
だけど、乾くまでじーーーっと我慢。
乾き始めると、引っ張られる感じがしてくる。
鼻の辺りの引っ張られ感が、なんだかこそばくてムズムズ。
流してすぐは、変わった感じはしなかったけど
上がってしばらくしたら、スベスベに。
娘の方は、スベスベというよりも
手が肌に吸い付くくらいもっちりとしてる。
うん、来た甲斐があったっ!
(けど、しっかり泥は落としたにもかかわらず
この日一日は、体のどこかしこから泥臭い臭いが付きまとってた。)来た時は寒かったけど、さすが温泉。
上がった後は、ポカポカ。
芯までしっかり温まった証拠。
娘と二人、ぽっぺたを真っ赤にしながら
温泉を後にして、空港へ。
ちょっと早目に着いたから、空港前の西郷隆盛公園へ。
市内の西郷隆盛像の写真は撮れなかったから
ココで西郷さんと記念写真。
もう帰ると言うのに、今頃になって青空。
やっぱり娘は雨女やったって訳。w
最後にもう一回、空港の足湯で三日間の疲れを取って
21時、大阪へ無事到着。
鹿児島は、とても住みやすそうな街だと思う。
鹿児島の中心街は、大阪の中心街ほどゴミゴミしてないし
思いっきり街ではないけど、退屈でもない。
人ものんびりしてて、食べ物だって大丈夫。
後はテニススクールがあるかどうかやな。w
(けど、道を走ってたらいくつもの立派なテニスコートがあって
そのどこもが、誰も使ってなかった。
信じられへん!もったいない!)娘もまた来たいって喜んでた。
(彼女は、大好きな二大ブランドがあったからやけど。w)今回は行けへんかった桜島。
次こそはリベンジ!
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