忍者ブログ
[2] [3] [4] [5] [6] [7] [8] [9] [10] [11] [12
×

[PR]上記の広告は3ヶ月以上新規記事投稿のないブログに表示されています。新しい記事を書く事で広告が消えます。



診察室に入って採血した後、待合室で待っていた。
10分位して先生が診察室から顔だけ出して
「横ばいやな。」そう言った。
検査の結果、ヘマ値は16%。

金曜から、2%のダウン。
先生は私を気遣って「横ばい」って言ってくれたけど
それは、決して横ばいでないって私は思った。

相変わらず、造血反応は薄いらしい。
金曜からステロイドを増量して造血の『きっかけ』を作っていたけど
経口投与では効き目がなかった。

このまま下がり続けると、次の検診の時には間違いなく輸血になってしまう。
輸血はPVCが上がるから、確かに杏の体は楽になる。
だけどその反面、溶血してしまう。
溶血は黄疸となって目に見えてあらわれてしまう。
一ヶ月半前の杏は、生き物がこんなに鮮やかな黄色になってしまうのかと
目を疑ってしまうくらいに真っ黄色だった。
杏をもうあんな風にさせたくない。
輸血させる訳にはいかない。

この前から服用し出したイムランが効き出すのには、早くてもまだ10日くらいかかる。
それまでの時間稼ぎが必要だと、先生は言う。
その通りだ。
イムランが良い方向へ導いてくれるまで、杏には頑張ってもらわないと。

そうなれば今出来る事は、ガンマガードかパルス療法。

ガンマはもう私の中では有り得ない選択。
だったらパルスしか方法はない。

「どうする?」先生にそう聞かれて
今までなら即答できた「やりますっ!」って返事も
前回のパルスの後の杏の急変の事が頭をちらついて
「主人と相談してみます。」としか言えなくて
一旦待合室に出て、旦那に電話をかけた。

杏がこの病気になって、初めてかもしれない。
手が、ガクガクと震えた。
電話が耳にぶつかるくらいに震えて止まらなかった。

今までは治療に消極的だった旦那も
「先生の言うとおりや。」そう言って、パルスをする事に賛成した。

そしてその数分後には、私は一人で病院を出た。

夜、迎えに行くと杏は
預けた時よりも元気そうに見えた。
帰って、ご飯もいつも通りにガツガツと食べた。

だけど、やっぱりウンチは相変わらず水状で
今朝も、散歩には行きたがらなかった。

昨日帰ってからの様子を先生に伝えると
前回の事もあるから、今日は念の為お休みさせて
明日の血液検査の結果を見て、二回目に取り掛かるかを検討する事にした。



昨夜、夜空を見上げてた。
ふたご座流星群。
どうしても叶えたい願い事があるから。

だけど流れ星どころか、星さえ見えなかった。


今までいくつモノ危ない橋を渡って来た。
何度も「もう、あかん。」と思ったけど、それでも杏は負けなかった。
だから、今回だってきっと大丈夫。

大きな事は望まない。
横ばいで良い。

見えなかった流れ星にそう願ってる。
PR


土曜日、ようやく止まった下痢にほっとしたのも束の間
翌日曜の夕方には、また始まった。

今朝、すっかり水状。
おまけに散歩にも行きたがらないので、久々ベビーカーの登場。
食欲は有り余るほどで問題ないし
黄疸も見られない。

だけど、格段に元気がない。
歯茎は、久々のびんとろ状態。

数値、下がってるんじゃないかなぁ。
やばいなぁ。

下痢も止まったから、今日ルミナリエに行こうと思ってたのに
それどころじゃなさそう。

少し覚悟して、病院に行かなきゃ。



  まだわかんらんねんから、凹まんといてや、母さん。



今朝、卵を割ってみたら…



おぉ、双子玉だぁ~っ!
って、実家では言ってました。

なんだかちょっと得した気分?
って、何を根拠に?w

そして虹を見たりとか、珍しい事があったりしたら
なんだか良い事が起こりそうだと思うのは、私の悪いクセ。

もしかしたら、下痢ウンチが固まってくれるとか?
今日の血液検査の結果が抜群だとか?

なんて期待をした雨の朝。

だけど、ウンチは相変わらずで
血液検査の結果に至っては、20%をきってしまいました。

結果を見た私が落ち込んでるんじゃないかと、先生は
「まだ悪い事を考えたらあかんからな。」
いつもの様に声をかけてくれたけど
ウンチが緩くなるから
そんな理由でお休みしていたシクロスポリン。
私はコレが数値を下げた原因だと思ってる。
今日から再開。
うん、きっと大丈夫。
そして、もしコレで数値を戻したら
シクロスポリンは、杏にとっては随分と有効なお薬だって事になる。

そして、もひとつ。
シクロスポリンのお休みの間、免疫抑制剤はアラバ(レフルノミド)のみ。
もしこのアラバが杏にとって有効だったら、数値を落とす事がなかったかもしれない。
なのでアラバを止めて、思い切ってイムラン(アザチオプリン)に替えてみる事に。

あと、残念な事にステロイドが4倍に増えた。
落ち着きつつある骨髄活動を、もう一度目覚めさせる為だ。

ステロイドの増量は、杏のこれからの体の事を思うと正直怖い。
それに4倍って、一体どれだけおしっこ出るのん?! ← コレかい!w

だけど、これ以上数値を下げる訳にはいかない。
もう輸血はしたくない。
リスクが高すぎる。
拒絶反応が怖いし、何よりもっと怖いのが黄疸。
二度とあんな真っ黄色の杏は見たくない。
だから、今出来る事はやらないといけない。

下痢を止めるために、フードもお腹に優しいモノに替えた。
まずは下痢を止めなきゃね、あんちゃん。


  新しいご飯は美味しいのん?

20%以上あった時は、セーフティゾーン
だけど20%を切った今、イエローゾーンに入った。
安心は出来ひんで。
先生はそう言った。

18.2%と言うのは、確かにイエローゾーンな数値。
だけど、杏の状態はかなり良い(と思う。)
お腹も歯茎も舌も、随分ピンク。
食欲だって、ありあり。
それに、今朝も杏は走ったんだ。
今日も五・六歩だったけど。w
だから今日の検査、私はシクロスポリンをお休みさせてても
横ばい、あわよくばあがってる
そう思ってた。
そして、月曜の検査
やっぱり懲りずに、杏はきちんと元に戻すって思ってる。
だから月曜の検査、今から楽しみだったりする。
長い闘いで、とうとう私も壊れたか?
これじゃ、いじめられてもいじめられても喜んでいるドMだし。w

でも、本当は暗くなってもおかしくない状況。
だけど、診察室は笑い声がいっぱい。
笑って闘えるって良いな。

よしっ
もっと笑えるよう三日間、頑張ろう!


杏が服用していた鉄と葉酸のサプリ。
貧血の総合のサプリと、成分の比較をしてみた。

セルロース。
これ、取り過ぎるとウンチが緩くなるみたい。
今回の超下痢の原因は違う所にありそうだけど
今までウンチが緩かったのは、コレが原因かも。

って、なんだか色々物知りになるなぁ。
って、日常生活にはほとんど役に立たないけど。

そして、その下痢。
朝のウンチ、もちろん下痢。
だけど、最後にほんの少し形あるウンチが出たから
「おぉっ!これは?!」なんて喜んだけど
夕方のウンチも夜のウンチも、見事な水です。
頼むからお薬だけは、きちんと吸収しといてやぁー。



だけども、今日は超嬉しい事があったんです!

朝、おしっこに行かせて
おしっこを流そうとお水を取りに戻るのに
「あんちゃん、戻るよ。」
杏にそう声をかけたら、ほんの五・六歩だけど
杏、走って戻って来たんですっ!

「えっ?!えっ?!今走ったやんな?」
一瞬訳のわからない事を考えた後は
「きゃあぁぁぁ~~~っ! です。

だけども、その後の散歩では
前足が思うように上がってなくて、躓く事数回でしたが。

10cmくらいの段差なら、ようやく上がれるようにはなったけど
玄関の上がりマチ(50cmくらい?)は、前足は掛けれるものの
まだ後ろ足をピョコピョコさせるだけで上がれない。
だから走るなんて、もっと先だと思ってたよ。

杏、超カッコ良かったで。


血液検査の結果、見事横ばい。
22.7%。

今朝、珍しく散歩に行きたがらなかったから心配したけど
横ばいと言う事で、ほっと一安心。

ただ、昨日の夕方からの下痢。
水状です。
止まりません。
下痢止めの注射を打ってもらったにも関わらず
今おしっこに連れて出たら、見事な下痢ウンチ君です。

飲み出してうんちが緩くなった、鉄分と葉酸のサプリ。
止めたらうんちは治まったけど、ヘマ値も下がったから
先週から再開したものの、やっぱり週半ばから緩くなり出して。

今回の下痢の原因が何かはわからない。
だから可能性のあるモノを、地道に取り除いていくしかない。

とりあえずはこのサプリを別の物に変更してみて
下痢しやすいと言うシクロスポリンを一時的に止めてみて
まずはこの下痢の解消を目指す。



ヘマ値、20%を切らない事。
普通に日常生活を送れる事。
これがなにより一番のベース。
そして後は、何を変えたら30%に近づけるのかに挑戦していく。
方法が見つかるといいな。

そのためには、まずこのうんちをなんとかしやなな。



あっ、今日先生と、ガンマガードやこれからの治療の事について
一時間、話しました。
私の誤解もあったので、昨日の記事の一部を書き換えしました。





お散歩に行きたがらなかったのは
お腹、痛かったからかなぁ。





プロフィール
HN:
misa
性別:
女性
自己紹介:

野良出身のにゃんこ三匹
くらら
しいな
たいち
と、暮らしています。


保護犬の幸せ探しのお手伝いを
はじめました。

過去記事は、こちらに。
HP:

2002年10月26日生まれ
プチフラッフィーコーギーの女の子
2016年9月8日
お星様になる
享年 13歳11ヶ月

2012年5月
悪性神経鞘腫と診断され、摘出手術
2014年5月 寛解

2014年9月
糸球体腎炎の疑いありと診断
2014年11月
投薬(ENACARD)開始
2016年3月
投薬(レンジアレン)開始
2016年8月
皮下輸液 開始
くらら

2012年8月くらいに生まれる
野良猫出身の女の子
2012年9月 保護
2013年8月 我が家の子となる
しいな

2013年6月くらいに生まれる
野良猫出身の女の子
2013年8月 保護
2014年6月 我が家の子となる
たいち

2014年5月くらいに生まれる
野良猫出身の男の子
2014年7月 保護
2015年2月 我が家の子となる

2000年10月30日生まれ
コーギーの女の子
2009年12月30日
免疫介在性溶血性貧血で
お星様になる
享年 9歳2ヶ月

コーギースタイル Vol.27

辰巳出版より 2011.5.30 発売

杏の闘病記を掲載していただきました
巻末 P90~P93
Instagram
カレンダー
03 2024/04 05
S M T W T F S
1 2 3 4 5 6
7 8 9 10 11 12 13
14 15 16 17 18 19 20
21 22 23 24 25 26 27
28 29 30
アーカイブ
最新トラックバック
Copyright ©   aplumricot   All Rights Reserved
Design by MMIT simple_plain Powered by NINJA TOOLS
忍者ブログ [PR]