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前回に書いたブログに、私の勘違いの事を書いたけど。
実は…
先日、チャネリングに行ってきたんです。



闘病中の杏の気持ちを聞きたかった。
だけど、それを100%信じる事は出来ない。
だって、ただでさえ愛犬を病気で亡くして落ち込んでいる飼い主さんに
さらに落ち込ませる様な事を言うはずがない。
言えるはずがない。
だからチャネラーさんは
飼い主さんが立ち上がろうと思えるような、優しい事を言うんじゃないか
正直、そう思っていました。

だから、辛い治療をしてきた事をどう思っていたかの問いに
「治療は辛かった。だけど仕方なかった。
 皆が治そうと頑張ってくれていたから、頑張ったよ。」

って聞いた時、思ったとおりの答えだったから
「やっぱりなぁ。」って思った。

だけど、その考えが変わった事があった。
杏に「うちに来てシアワセだったか?」を聞いた時に
チャネラーさんが
『うん、シアワセだったよ。』って言ってます。
 こうね、前足を何かに乗せて後ろ足をぴょんぴょんさせてる姿と
 抱っこしてもらうのに、肩の所に飛び乗る姿が見えます。
 そうしてる時がシアワセだったってメッセージなんでしょう。」

そう言った時に、一瞬「ん?」って思った。

病気になってからは沢山抱っこしてきた。
おしっこに行く時は、抱っこで外に行って
用が済むと、また抱っこで戻ってきた。
散歩も抱っこで行った事が何度もある。
だけどそれ以前、杏は本当に手のかからない子で
そんなに抱っこをした記憶がなかった。

そしてその時は、肩に抱えるような抱っこなんかしてない。
胸の位置で、大切に大切に抱いていたから。

それに、肩の上に乗る癖のあるのは李で
だから、チャネラーさんのその言葉を聞いた時に
「それって、李やん?」って思った。

そして、チャネラーさんは続けて
「だけど、そうしてる子。
 杏ちゃんの体つきとちょっと違うんですよね。
 もうちょっと太ってるというか、もさーっとした感じなんです。」

チャネラーさんに、李の存在は話してあったけど
容姿や性格の事は全く話してなかったし、写真も見せてなかった。
なのに、李の姿だけでなく癖まで言い当てた事に驚かされた。

この人の言う事、もう少し信じてみよう
そう思った。

私がチャネリングで何よりも聞きたかった事。
『李を迎えた事をどう思っていたか?』
お互いの遊び相手になると思って、二匹飼う事にしたけど
好き放題の李に対して、杏は
「あんちゃんっておりこうさんやね。」って誰もが言ってくれるほど、本当に賢い犬でした。
杏はいつもどこか李に、少し遠慮してるというか
一歩譲っている様な感じで
本当は杏も、もっと自由にわがままにしたかったんじゃないか
私はずーっとそんな思いを抱えてきました。
だから、何よりもその事が聞きたかった。

杏の答えは
「李の事は好き。可愛いし一緒に居て楽しかったよ。」
その答えにほっとした。

そして、さっきの『うちに来てシアワセだったか?』を聞いた時に
杏は「とってもシアワセだった。」っていうメッセージと一緒に
李の姿をチャネラーさんに送ってきた。
チャネラーさんは
「きっと李ちゃんと一緒に居れてシアワセだったって事を
 伝えたかったんだと思います。」
っておっしゃった。

母さんの心配は取り越し苦労って思っていいよね?

後、『ピンキーリングにお願いした事』を聞いてみた。
「病気が治りますように。」だった。
そっか、やっぱり杏も治りたいって思ってたんか。
そう思うと、治してあげれなかった事がとても悲しかった。

杏は今、天国への階段をゆっくり上って行ってる途中なんだそう。
あの頃は階段を上るどころか、歩くのさえままならなかった。
なのに今は、自分の足でしっかりと階段を上っている。
「母さん、もう心配ないよ。」
そう言いながら、上を目指しているんだそう。

そっか。
杏、元気でやってるんやね。
母さんもそろそろ、上を目指さなあかんなぁ。



チャネリングを受けたからといって、何もかわりません。
余計に会いたさが募ります。
杏との楽しかっ思い出を思っても
やっぱりまだ、笑顔よりも涙が先に出てしまいます。
それでも良いやん。
どんなに時間がかかっても、いつかは笑顔になれる事
私も、そして杏もわかってるから。
ゆっくりとその日を待つ事にしましょう。




ちなみに李にも聞いてもらった。
『杏の事は好き?』


            ダイスキ!
  お姉ちゃんはいつも遊んでくれたし、私を守ってくれてたよ。


チャネラーさん、いわく…
「遊んでもらってたと言うよりは、一人でちょっかい出して
じゃれてた、って感じに見えますけどね。」
って。

はい、全くそのとおりでございます。w





杏と李にとって、多頭飼いが間違いじゃなくて良かった。
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ペットロス、その言葉は知っている。
多分意味も。




悲しくて寂しくて仕方ない。
杏の事を思えば、5秒で泣けるし
一日に何回だって、涙が出る。

だけども、悲しみに明け暮れてはいられない。
「腹ぺこー。」が「ただいま。」代わりの息子。
受験まで一ヶ月をきってしまった娘。
二人の子供以上に手のかかる李。
待ってはくれない仕事。

悲しんで落ち込んでいられない。
だから、朝起きてお弁当を作って子供達を送り出し
掃除に洗濯を済ませ、李と散歩に出る。
そして、仕事。
仕事を終えれば買い物を済ませて、帰宅。
まず李の散歩に出て、夕食の準備。
食事、後片付け。
ここまでバタバタ。
やっとほっとできるのは、お風呂の中。

ほら、悲しんでなんかいられない。
やらなきゃいけない事がいっぱい。



だけど、自分の事は何一つする気になれない。

もう四ヶ月、美容室にも行ってない。
ショートカットがセミロングになっちゃったし。
気がつけば、足の爪もびっくりするくらい伸びていた。
片方落としたピアスだって、探すのが面倒で。
出掛けるのは気が重いし、美味しい物を食べたいとも思えない。
買って数回しか履いていないランニングシューズも
靴箱の奥にしまったまま。
あんなに大好きだったテニスさえ、再開する気になれない。

友達と笑い合える。
食欲もある。
夜だってしっかり眠れる。

誰かの為の事なら出来るのに
ただ自分の為の何かだけ、する気になれない。

これってペットロスなのかな?
もしかして、立派なペットロス?

何から始めたらいいのかな?
何なら出来る?
そう思いながら、結局何も出来ないまま。


杏が居なくなって、間もなく三週間。
もう、三週間。
なのに。


ペットロスだかわからないけど、今の自分を乗り越えるには
途轍もないエネルギーがいる。


杏を見送る日の朝、私はこの冬初めての雪を見ました。
寒いのは苦手だけど雪は好きな私の為
杏が降らせて見せてくれたんじゃないかな
なんて思いながら、窓の外を見ていました。

そしてこの朝
杏がどんなに汚しても良いようにと敷いていた古い夏物のラグを
ようやく冬物に替えました。



三ヶ月もの間、痛くてしんどい治療をいっぱいして辛い思いをさせたのに
最後の最後にまで熱い熱い思いをさせてごめんな。



こんなに大きな空やから、煙突から出て迷子にならんように
まっすぐ虹の橋まで行くんやで。


最後の血液検査の結果
杏の内臓はもう正常なトコがほとんどなく、ぼろぼろでした。
だけど、丸裸になった杏の内臓は
その検査の結果を疑うくらいにきれいでした。

ただ、骨髄の一箇所だけが真っ黒でした。
ココが杏を苦しめてたのか
そう思うと悔しくて、涙が出ました。
だけど息子は、これも杏の大事な一部やからと言って骨壷に入れました。

普通の骨壷で連れて帰ってくるつもりでいたけど
頭の骨を入れる時に係りの方が
「頭を全部入れる事はできないので、崩して入れてください。」と言ったその言葉に
「崩すなんて絶対にいやや。」と息子が全く譲らなかったので
予定よりふたまわりも大きくなって帰ってきました。



もっとしてあげれた事があったんじゃないか、とか
あの時こうしてあげていたら、とか
思う事はいっぱいあります。
後悔はないと言ったら嘘になります。

だけど、杏が一番辛かったと思う一ヶ月
その一ヶ月、24時間杏と過ごせた事。
そして、一人ぼっちで逝かせずにすんだ事。
それだけが、なにより良かったです。

無事、初七日も迎える事が出来ました。
あっという間の七日間でした。
これからもきっとこんな風に、時間は過ぎていくんだろうな
そんな事をぼんやりと考えていました。

実は、「お体大事にしてください。」と
沢山の方に言ってもらってたにもかかわらず、見事に風邪を引いてしまい
仕事が休みの日はひたすら寝ていました。
今日で四日目ですが、微熱が続いています。
高熱が出ていた時は、いくら杏の事を思っても
涙は出ませんでした。
だけど微熱になった途端、涙が出てくるんですよね。
なんて体は正直なんだろうと思いました。

まだまだ涙の毎日です。
だけど、そんな私の姿を一番悲しんでいるのは杏だってわかっているから
もう少し泣いたら、きちんと笑いたいと思っています。

杏がいなくなって、主人も鹿児島に戻り、一気に寂しくなった我が家。
李も心なしか元気がないようです。
だけども彼女も小さい体で一生懸命
いろんなことを感じ取ってるんだと思います。
時に私に笑顔をくれ、また涙をくれます。
そんな李にも、「きちんと笑ってあげないと。」
そう思っています。



沢山のメールにコメント、ありがとうございました。
お一人お一人にお返事できなくて、本当にごめんなさい。
だけど、ありがたく読ませていただいています。
もし、ブログやホームページをお持ちでしたら
URLを残していただけると、嬉しいです。
いつか必ず、お礼に伺いたいと思っています。

三ヶ月もの長い間、祈って下さった方
また輸血が必要になった時に備えて待機して下さっていた方
皆さんのおかげで、杏も私もココまで来れました。
何度も何度もくじけそうになったけど、頑張る事ができました。

コメントに「気のきいた事を言えなくてごめんなさい。」と
沢山の方が書いて下さいましたが
私の方こそ、気のきいたお礼の言葉を言えなくて本当にごめんなさい。

心から…
心からお礼申し上げます。

ありがとうございました。



今朝、空の星がひとつ増えました。





12月30日 午前8時4分

杏 九歳二ヶ月

家族四人と李が見守る中、私達のもとを離れ旅立ちました。



沢山の方に心配・応援していただいた事、心からお礼申し上げます。
ありがとうございました。




池西


昨日の血液検査の結果、30.3%。
一日に1%の下がりよう。
400ccもの血液をもらっても、一ヶ月持たないなんて。

そして、今の杏の状態。
この数値なら元気なはずなのに、一日寝転がっている。
15%だった輸血前の方が、元気なのだ。

拒絶反応かと思っていたけど、どうもそうではないらしい。
拒絶反応の一つの黄疸が出てないからだ。

んじゃ、感染症は?
熱が出ていない。

考えられるのは、薬、イムランの副作用。
稀に起こる膵炎。
どうもこの症状が今の杏にぴったり。
この病気もかなり厄介なよう。
この病気が持病の友達がいるが、その痛みはハンパでないと聞いた。

杏はそんな痛みと闘ってるのかな?

楽にさせてあげるつもりが、こんな事になるなんて。

とにかく今は、検査の結果を待つだけ。



あんちゃん。
父さんが帰ってくるのは明日の夜。
あと、一日。
がんばって。



        今日は顔、写ってないやん。



追記

21時30分、先生から電話。

膵炎ではなくて、肝臓・腎臓が原因との事。
尿素窒素が異常に高いそう。
明日、朝一で病院に預けて一日点滴。
大量のおしっこを出させる事が目的。

激痛が杏を苦しめてなくて良かった。

この治療で、どうか数値が落ち着いてくれる事を願う。

父さんと笑顔で会えると良いね。


プロフィール
HN:
misa
性別:
女性
自己紹介:

野良出身のにゃんこ三匹
くらら
しいな
たいち
と、暮らしています。


保護犬の幸せ探しのお手伝いを
はじめました。

過去記事は、こちらに。
HP:

2002年10月26日生まれ
プチフラッフィーコーギーの女の子
2016年9月8日
お星様になる
享年 13歳11ヶ月

2012年5月
悪性神経鞘腫と診断され、摘出手術
2014年5月 寛解

2014年9月
糸球体腎炎の疑いありと診断
2014年11月
投薬(ENACARD)開始
2016年3月
投薬(レンジアレン)開始
2016年8月
皮下輸液 開始
くらら

2012年8月くらいに生まれる
野良猫出身の女の子
2012年9月 保護
2013年8月 我が家の子となる
しいな

2013年6月くらいに生まれる
野良猫出身の女の子
2013年8月 保護
2014年6月 我が家の子となる
たいち

2014年5月くらいに生まれる
野良猫出身の男の子
2014年7月 保護
2015年2月 我が家の子となる

2000年10月30日生まれ
コーギーの女の子
2009年12月30日
免疫介在性溶血性貧血で
お星様になる
享年 9歳2ヶ月

コーギースタイル Vol.27

辰巳出版より 2011.5.30 発売

杏の闘病記を掲載していただきました
巻末 P90~P93
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